ひなぎくきつねの今まで

cafe1ベジタリアンカフェひなぎくきつねは、「見てきれい、いいにおいの、みんなで楽しめるべジ」をめざすテストキッチンです。

開店は2002年6月、お茶とケーキの店として始まりました。ケーキのテーマは「クラシックな銘菓」。プロのパティシエに外注するという方法で、三年にわたって約60品を製作しました。

60品の3割は、固有名詞をもつ伝統の銘菓です。「コンヴェルサシオン」「リンツァトルテ」など、現在の菓子店の店頭ではほとんど見ることのない菓子を、毎週末、味わっていただきました。

残り7割は、菓子をデザインするという試みの作品。つまり、菓子を構成するスポンジやクリーム類には、欧州(スイス、フランス、英国)の伝統的な、名前のある基本レシピを同分量で用い(その味を経験し)、外見は現代の日本女性が好みそうな可愛らしさで仕上げるというもの。
その結果、たとえば4月は「すみれのジャポネ」、5月は「すずらんのパンドジェーヌ」、6月は「水色のばらのバッテンバーグ」、7月は「エンジェル&デビルズ」……そんな菓子の楽しみ方をお伝えできたと思います。

この「クラシックな銘菓」を第一期として、第二期は「栗の菓子」、第三期はフランスの「18世紀の貴族の菓子再現」、第四期は日本の食料自給率との関連を追った「米粉のケーキ」。

そして第五期、<プロが考える健康と料理>をテーマに、ホームメイドに移行します。内容は「国産小麦の全粒粉100%と、家の野菜を使ったパンと菓子」。開店日が金土日月だったので、呼び名は「きんからげつベーカリー」。この第五期に重ねて、玄米と豆と野菜のおべんとう「おみやげごはん」全100回も登場しました。

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